円建て中心のリスク

投資や預金で円建てとドル建てをするケースがあります。最近はドル建てが流行っており、ドル建てを活用している人も増えています。円の方が安心という人も多く、専門家の中にはドル建てより円建ての方がリスクがないという人もいます。今回は「円建て中心のリスク」について紹介します。

円建てとドル建てを理解しよう

投資や貯蓄、生命保険の加入などの際、円建てとドル建てのどちらを希望しますかという質問をされることがあります。最近はドル建てをしている人も増えており、ドル建てに抵抗がない人が増えつつあります。しかしながらドルは変動が激しく円の方が安心感があるといった人もおり、円建ても不動の人気となっています。
円建ての場合、日本株や投資信託、国内ETFのいずれかになります。個人年金でもこれらを活用して運用していることが多いので、みなさんも名前は耳にしたことがあるかと思います。上記の通貨は「円」です。これが円建てに該当します。例えば株式でいうとソニー(株)6758などです。
次にドル建てですが、米国株や米国籍ETFが該当します。これらは米ドルでの表示となりドル建てが基本となります。
米国の市場で上昇している企業はドル建て取引となります。日本でのおなじみのアマゾンやTM(トヨタ自動車)などが上場しています。
トヨタに投資したい人は日本円希望なら日本のトヨタ、ドル建て希望ならTMへの投資となります。円建てとドル建て以外にもオーストラリアドル建てやユーロ建て、ポンド建てなどもあります。日本で流通しているのは円建てとドル建てです。それ以外になると特殊なジャンルの証券会社で手続きするか、あるいは海外の証券会社経由で取引することが主体となります。
ドルについては変動が強いように感じますが、日本円も海外から見れば変動の要素があるものです。アメリカから見た日本円の方がアメリカドルより不安定であることも否めません。

ぜひ抑えておきたい「為替ヘッジ」

投資商品の中に「為替ヘッジあり」といったものがあります。為替ヘッジがありとなしではどういう違いがあるのか、その点も抑えておきたいところです。
為替ヘッジの有り無しですが、投資初心者にはわかりにくく、投資理解をさらに複雑にしている要因にもなっています。
為替ヘッジありは投資信託やETFの商品で多くみられます。個別の株では為替ヘッジ
はないのが基本です。
為替ヘッジは投資が気軽にできるというメリットがあります。また為替ヘッジは円を前提に運用しているので、為替変動リスクを最小限にする点もメリットとなります。
ニュースで連日為替についても報道されており、為替のリスクが最小限というのは魅力的だと感じる人もいることでしょう。こうしたことから為替ヘッジは人気でもあるのです。
ドルは1ドル90円のときもあれば120円の時もあります。100ドルを105円の時に投資したとして90円だと9000円、105円だと10500円、120円だと12000円となります。このように為替は変動制があり、その点為替ヘッジは円高の影響を受けずに済むので、為替を気にせず利用できます。
為替ヘッジのデメリットは長期運用で行うとリターンが少ないという点です。理由は金利差の手数料が発生するためです。
為替ヘッジは円建て希望者におすすめですがデメリットが全くないわけではないので、その点も把握しておきましょう。

為替リスクはすべてにある

円建て、ドル建てで気になるのは為替リスクかと思います。為替リスクはすべての硬貨にリスクがあります。日本円で生活していると円のリスクは見えなく、比較されるドルにばかりリスクが行きがちです。ドル側から見ると円もリスクがあり不安定要素はあります。
世界的に見ると日本円は安定傾向にありますが、アメリカドルの方が断然優勢です。例えばベトナムやラオスなどドルならそのまま使えるのはドルに対する信頼が高い証と言えます。日本は島国のせいかそうした文化はなく、円のみでの取引が一般的です。
外貨建てについては為替変動により損益が生じる旨記載してあります。しかしながら円もリスクがあります。
円建てだとETFの購入が可能です。ETFの購入で米国株へ投資するとします。米国株で仮に30%増えたとして、その当時円が安くなっている場合、仮に100ドルでも8000円の価値となり投資よりも目減りしてしまうことがあります。元本よりマイナスになる危険性はゼロではありません。円も安定性が高い通貨なのでそこまで心配はありません。
円建てのポイントですが、デメリットを抑えておけばそれほど難しいことではありません。できればドル建てについてもデメリットを抑えておきましょう。計算してみると為替に変動があってもどちらもさほど損益は大きくでません。ほぼ同じくらいの利益と損益となるはずです。

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