外貨預金は要注意

外貨預金については近年ますます人気となっています。日本では超低金利政策が続いていることから外貨預金で割りのいい利子を望む人も多く、利用者はどんどん増えています。
また海外赴任などの経験があると現地情報にも精通しているため外貨預金の敷居が高くないといったケースもみられます。

なぜ外貨預金をするのか?

外貨預金をする人が増えていますが、なぜ通常の預金ではなく外貨預金なのかと疑問に思っている人もいることでしょう。外貨預金を選択する理由はいくつかありますが、もっとも多い理由は日本で預金をしても利息がほとんど期待できないことにあります。
日本では超低金利政策が続いており0.01%です。お金を銀行に預けても利息を期待している人はほぼ皆無です。
1990年代後半に経済バブルが崩壊してから日本の経済状況は一変し、長期にわたり停滞期に入ります。現在アベノミクスの影響で経済は若干上向きではありますが、まだまだ景気がいいとは言えない状況です。
ちなみに日本では1990年前後は高金利時代となっており、利息についても定期で8%など非常にいい時代でした。資産が多い人は貯金の利息で生活できる時代でもあったのです。
海外ではどうなのかというと新興国を中心に高い利息を実施していることが多くみられます。日本から近場だと東南アジアです。東南アジアは経済バブル真っただ中であり、ラオスでは利息年間7%など高利息となっています。
新興国は勢いもすごいですが、何かトラブルがあると経済ダメージも少なくないことから、大暴落もありえます。アメリカなどのように経済基盤が安定しているとはいいがたいためです。
安定性の高さからアメリカドルやユーロ、オーストラリアドルなどが人気となっています。
アメリカドルで外貨預金をしている人は割合多いと言えるでしょう。アメリカドルについては世界的に安定性も高いですし、日本人にとって親しみも高いことが要因といえます。
アメリカ外貨建てなどソニー生命をはじめ、保険会社で推奨しているケースも少なくありません。こうしたことを踏まえてもアメリカドルが人気の理由がわかります。
日本で貯金していると利息は期待できませんが、安心感があるといった人も多いかと思います。例えば30年後を想像してください。30年後は今よりも物価が上がっていることが考えられます。その場合、今の100万円が同じ価値とはいかないケースがほとんどです。
そうした先を見越して利息が良い外貨預金に切り替え、少しでも資産を増やしたいという人が増えています。
またインターネットの普及で外貨預金や投資が身近なものになったということも挙げられます。このようにさまざまな理由で外貨預金への注目は高まっています。

デメリットもしっかり把握を

外貨預金となると利息にばかり目が行きがちです。これは要注意です。外貨預金で確かに高い利息を得られることもありますが、外貨を日本円にした場合、レートを気にしないといけなかったり、手数料がかかるケースがほとんどです。
例えばアメリカドルを日本円にする場合、当然ながら手数料がかかります。金融機関を通すと手数料はわりとばかにならず、極端な話、資産が多い人はアメリカ現地でお金をおろしてアメリカ現地のエクスチェンジ(両替所)を利用したほうが手数料が安い場合も少なくありません。旅行ついでにアメリカの銀行で口座を開設し、定期を組むといった人も実在します。
そうした機会がない人は契約先の金融機関を通じてやり取りすることにより、手数料を支払う必要があります。
またもう1つ問題があります。それはその日のレートです。例えばアメリカドルが1ドルあたり120円の時もあれば、90円の時もあります。アメリカドルを日本円にするなら120円の時がお得ですが、90円の時なら損をします。逆にアメリカに旅行に出かけて買い物するなら90円の方がお得です。このようにレートは資金が多ければ多いほどレートは大きく左右します。
せっかく高い利息であっても結果的にレートが悪く損をするというケースもあるので、その点も踏まえて検討する必要があります。
外貨預金の場合、利息(利益)については20.315%の税金がかかります。この点も注意が必要です。その結果、トータルであまりメリットがないといった人も少なくありません。長期運用ならいいかもしれませんが、手数料を踏まえてじっくり検討する必要があります。

リアル銀行店舗とネット銀行

銀行については大きく分けて2つありネット銀行とリアル銀行店舗の両方があります。リアル銀行店舗については手数料が高く、ネット銀行については安い傾向にあります。手数料はバカにならないことがあるのでしっかり確認しましょう。どのくらい違うとかというと、リアル銀行店舗とネット銀行では10倍近く手数料に差があることもあります。これはかなりの差であること言えます。外貨の場合、特に手数料が高いためしっかりと確認しましょう。

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