【医師の不動産投資】今の資産価値と未来の資産価値で投資用物件をセレクト

新築で購入したマンションを中古として販売した場合のリセールバリューが資産価値にあたります。広く一般的な価値を指し、駅から近い、買い物に便利など利便性の高さなどがその代表格といえます。ただ、現在の資産価値だけでなく未来の資産価値を把握することも大事です。エコを意識している、管理・修繕計画がしっかりしているなどがそれに該当します。

まずはターゲットを明確にし、それぞれのニーズをかなえることを検討

“不動産投資が初めて”という医師にとって、どのような物件を選べばいいのかは関心のあることではないかと思います。念頭に置いていただきたいのが“自分が住む物件ではない”ということ。もちろんご自身が納得して購入することにはなりますが、投資用物件は空室をなるべく出さないということがカギとなります。ターゲットとした層が住みたいと思わなければ、空室が続き、運用が困難になってしまうということは認識しておきましょう。

そこでまず大切なのは、ターゲットを明確にしておくということです。ファミリー向けにしたいのであれば、利便性で気にしておくべきは幼稚園や学校が近隣にあるという点。また、通学路が安全か、近隣に安心して遊べる公園があるかなどもアピールポイントとなります。最近は共働き世帯が増えているので、買い物ができるスーパーや商店街が近隣にあるというのもいいでしょう。室内に関しては、キッチンやリビングに重きを置いているファミリーが多いようです。キッチンは独立タイプより対面式のうけがいい傾向。リビングとひと続きになるような空間で、家族とコミュニケ―ションをとりながら調理をしたいという希望条件はよく聞かれます。また、収納の多さもポイントです。各室に収納があるのは今や定番。主寝室にはウォークインクローゼットなど比較的大きめの収納があるとよろこばれます。新築の分譲マンションでは、各戸にトランクルームが付いている物件も。オートロックや防犯カメラなどセキュリティ面でも配慮も必要です。“家族とコミュニケーションをとりながら、スッキリ、安心感を得ながらに暮らしたい”というファミリーの希望にそうような物件を提供するのがベストと言えるでしょう。

単身の社会人向けを考えている場合は、通勤の利便性が重視される傾向にあります。資産価値を落とさないことにもつながるため、駅からは徒歩圏に物件を構えるようにしましょう。できれば、遅くまでやっていたり、24時間営業だったりするスーパーが近隣にあるというのもいいでしょう。
日中は仕事に行っているわけですから、セキュリティ面は重視しておきたいもの。オートロックが効果的ですが最近はエントランス・エレべーター利用時と2段階でチェックできるものもあります。エリアによってそのニーズは異なりますが、検討してみるのもいいかもしれません。室内については、収納の多さや、バス・トイレ別などの希望条件が多い傾向です。日々仕事で忙しいため、できる限りスマートに暮らしたいという気持ちから、自動洗浄便座、浴室暖房乾燥機なども設置しておくと決まりやすいかもしれません。

ファミリー・単身ともチェックしておきたいのはインターネット無料や宅配ボックスです。特に宅配ボックスはここ数年でニーズが一気にアップ。ネット通販が一般化したことに加え、日中不在にしているというライフスタイルが増えたことが主な要因です。駅で荷物を受け取れるサービスなども進んでいますが、大きなものだと運んでくるのは大変です。そう考えると、マンションの敷地内に宅配ボックスがあるというのはうれしいポイントになるでしょう。最近は、竣工後に設置できるタイプもあります。ある程度のスペースが必要ではありますが、すでに物件を所有していて宅配ボックスが設置されていない物件の場合は検討してみるというのもいいかもしれません。また、不動産業界では不動産テックといって、不動産とテクノロジーの融合が進んでいます。IoTやスマートフォンを使って開錠できるスマートロックなどさまざまなものが登場しているので、そういった点にもアンテナを張っておくと資産価値という面でも有利にはたらくでしょう。
設備などは日々進化していますので、これから新しい商品がどんどん出てくることになります。トレンドを熟知している不動産会社に相談しながら、ベストな選択をしてください。

エコや管理への意識を高めることも重要

立地や設備についてターゲット別にみてきましたが、高い資産価値を得るためには継続性という視点も必要です。
地球温暖化によって、超熱帯夜が続いたり気候が不安定だったりと目に見える変化が起こっています。私たちの地球を守るためにもエコな暮らしは常に念頭に置いておくことが必要で、マンションなどの集合住宅でもエコを意識することが求められています。
国土交通省と環境省はCO2が削減できる賃貸住宅への補助金制度を設けています。補助金対象になるのは、断熱性が高く、省電力の設備や給湯器などを備えてるというような点。地球にやさしい環境を整えながら光熱費などが削減できるため、入居者もメリットを感じることができます。断熱性の高さは結露が発生しにくいという特徴もあります。高い分、建物へのダメージも軽減できるので、資産価値の継続性が期待できます。
また、マンションは管理状況も資産価値を語るには重要なポイントです。日々の清掃はもちろんのこと、設備が適切にメンテナンスされていることは小さなことのようですが、継続することで長く良い状態で建物をキープできることにつながります。マンションは、管理状況を見ることが大切と入居者向けの記事やノウハウ本でも多く言われていますので、その点は認識しておくようにしましょう。

不動産投資の成功ポイントは、空室を出さないことやその資産価値をできる限り長く継続すること

不動産投資は、空室を出さないこととその資産価値をできる限り長く継続するということが成功へのポイントです。まずはターゲットに合った環境を整え、将来的にも資産価値が落ちにくい状況を作るといいでしょう。ただし、医師は日々の業務に追われて、不動産投資に全力を注ぐのは難しいというものです。信頼のおける不動産会社を見つけて上手に運用してください。

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