1億円でアーリーリタイア!仕事を辞めて資産運用で生活できる?

「もうこの仕事、辞めようかな…」

今まで一度もそう思ったことが無い方もいるかもしれませんが、そんな幸せ者はごくわずか。多くの人は、口には出さなくても仕事を辞めたいと思った経験があるはずです。高い収入を得られるということは、体を犠牲にするほどの激務である場合も多いです。

しかし、家族がいたり老後が心配だったりするので、「辞めたい」と思いながらも仕事を続けざるを得ない人がほとんどです。それでも最近では、30代から40代を中心にアーリーリタイアを選択する方が増えています。

今回は、アーリーリタイアするために貯めておく必要があるお金について考えていきましょう。これから仕事をしていく上で目標となる金額なので、覚えておいてください。

アーリーリタイアに必要な資産

アーリーリタイアするためには、次の2つのどちらかを満たす必要があります。

1. 一生で使うお金を貯め、終える
2. 働かなくても生活費以上のお金が入ってくる仕組みを作る

1の「一生で使うお金を貯め終える」は、高収入の医師や大企業のエリート社員であっても、さすがに難しいのではないでしょうか。「一生困らないお金」は人によって異なるものの、数億円に上ることは想像できます。そこまでのお金を現役時代に用意するのは、あまり現実的ではないと考えられます。

2の「働かなくても生活費以上のお金が入ってくる仕組みを作る」ことは誰にでもできます。株式や投資信託に投資をして、配当金や分配金を貰えば良いのです。元本が大きければ生活費くらいのお金を投資で手に入れることはできます。

次の項目では、具体的に元本がいくらであれば投資で生活費が稼げるのかを見ていきましょう。

1億円でリタイアする場合

アーリーリタイアの目標は1億円、と言われています。これは、1億円をすべて投資に使えば配当金だけでサラリーマンの平均年収に届くからです。

例えば、1億円を利回り5%で運用したと仮定しましょう。1億円の5%、すなわち500万円が毎年貰える計算になります。働かなくても年間500万円の収入を得られることになり、生活はかなり楽になるはずです。

年間500万円あれば、平均的な家庭なら十分に生活できます。日本のサラリーマンの平均年収は約400万円なので、ご理解いただけると思います。

ですが、現役時代に年収2000万円程度稼げている人にとって十分な額とは言えないでしょう。もちろん生活を切り詰めれば500万円で生活することはできるはずですが、現役時代と同じ暮らしを維持できないのは大きなストレスになってしまいます。

現役時代と同じ生活費を手にするには?

年収2000万円の人が投資で同じ額の配当金や分配金を貰おうとするなら、4億円もの元本が必要になります。2000万円の年収のうち半分を投資に捻出できたとしても、ざっと計算して40年かかります。

最低でも40年働き続けなければ、4億円の資産を作ることはできません。すなわち、2000万円を投資で貰えるように元本を稼ぐのには、定年まで働く必要があるということです。アーリーリタイアするために計算していたのに、「定年まで働く」という回答になってしまいました。

相続など臨時収入があれば別

遺産相続などで、思わぬ金額のお金が手に入ることがあります。そのお金を投資に使えれば、アーリーリタイアはかなり近づくでしょう。

しかし、相続は当てにできるものではありませんし、「自分はいくら貰えるはずだ」と計算するのは取らぬ狸の皮算用。当てが外れたときに人生が狂ってしまうかもしれないので、そもそも当てにしない方が無難です。

少し楽に生きていくヒント

投資をするだけで働かずに現役時代と同じ収入を得るには、4億円といった大金が必要なことが分かりました。これだけのお金を稼ぐためには、今後も頑張って仕事を続けていかなければなりません。

ですが、投資をしながら仕事もすることで、少し楽に生きていくことはできるのではないでしょうか。その回答の1つが「セミリタイア」です。

セミリタイアとは

セミリタイアとは、仕事を完全に辞めるわけではないけれど、悠々自適に暮らして余裕があるときに仕事をするスタイルです。今の若い人だと、新卒で就職するときからセミリタイアを視野に入れている人も多いです。

高学歴エリートでセミリタイアした人を見ていると、フルタイムの仕事は辞めて講演会や本の執筆の依頼がきたら仕事をする、という人が多いです。学生時代から専門性を磨いてきた人だけが実現できるスタイルですね。

セミリタイアの収入源

いかに専門的な講演会や本の執筆で単価が高くても、「ときどき仕事をする」くらいで食べて行ける人はごく稀です。セミリタイアした多くの人は投資をしており、本業の収入と投資の収入によって生計を立てています。

1億円を利回り5%で運用すると、年間500万円もの収益を得られることは上記でも解説しました。500万円で足りない人は、足りない分だけ働けば良い、というのがセミリタイアの考え方になります。

例えば、年間1000万円欲しい人は足りない500万円を稼げる仕事に就けば良いのです。500万円であれば激務高給にこだわらなくても良いです。もともと高収入で仕事をしていた人にとっては、ストレスの無い仕事をしながらでも、十分に稼げる金額です。

完全にリタイアするわけではないものの、投資によって収益を補うから本業の年収を下げても大丈夫なのが、セミリタイアの特徴です。今の仕事が大変なら、続ける・辞めるの2択ではなく、「投資で生活を楽にする」という選択肢もあることを、覚えておいてくださいね。

まとめ

アーリーリタイアするための資産額について考えてきました。資産が1億円だと投資の収益は500万円程度になるので、高収入に慣れている方にとっては不十分に感じられるかもしれません。ですが、セミリタイアで別の仕事に変える余裕は生まれます。

一見、「いくら貯めれば辞められるのか?」という問題はネガティブに感じられます。ですが、資産の目標額を決めることでもあるので、仕事に精を出すポジティブな効果も生まれます。

今すぐにリタイアできそうな人も、まだまだ仕事を頑張っていかなければならない人も、投資をすることで今と将来の将来の生活不安が解消されるのではないでしょうか。

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