資産の見直し必須!人生80年から100年時代到来

結婚や住宅購入、教育費、老後の資金など人生のライフイベント時は多額費用がかかるときがあります。このタイミングに向けて貯蓄をしている人も多いことでしょう。
老後の資金については年金受給引き上げと年金の減額など環境が厳しくなる中、平均寿命が延びていることから当初よりも資金調達が必須となっています。
人生80年という言葉ありますが間もなく人生100年時代が到来します。

人生100年時代の到来が意味することとは

医療の発達の影響で日本でも平均寿命は延びていますが、今後さらに延びることが予想されます。2016年の調査によると世界の平均寿命1位は香港で84.227歳、2位は日本で83.985歳、3位はマカオで83.849歳、4位はスイスで82.898歳、5位はスペインで82.832歳です。ちなみに189位はシエラレオネで51.835歳となっています。生活習慣や医療環境などさまざま事情で各国の平均寿命は異なります。
日本は国民皆保険の制度を実施しており、少額で医療を受けることが可能です。病気の際も気軽に病院に行ける国でもあります。
将来的に日本の平均寿命は100歳を超え120歳くらいになるのでは、という説もあるほどです。これもそんなに遠い将来ではないかもしれません。
寿命が延びるということは老後の資金もその分用意しておかなくてはなりません。特に高齢になるとリスクも増えます。リスク対策としても80歳ではなく90歳、100歳を焦点に入れ検討する必要があります。
人生100年時代でまず大事なのが「健康」です。生きていても健康でなければ不便なことも多いですし、出費がかさむことが予想されます。介護費用についてもどのくらいかかるかは個人差があります。施設入居なども検討し、施設についてもどのレベルの施設に入るかで費用も異なることからどういう選択をするかも考慮しなければなりません。
家族の介護を希望する人も多いかと思いますが少子化や共稼ぎ世帯が多いことなど介護の人が足りないことも予想されます。その点も踏まえて資金は多めに用意しておくことが大事です。

老後資金のめどが変わる

老後の資金については1人3000万円などと言われています。実際は年金の受給額や生活レベルで必要資金は大幅に異なります。
老後は若いころほど遊びに出たりすることも少ないことからお金はあまり使わないだろうと思っている人も多いかと思いますが、通院やその他のことで出費がかさむことも少なくありません。例えば足が弱くなってきたので布団をベッドに変更したり、テーブルも椅子付きのものにしたりといったことも出費につながります。
老後の資金は寿命が延びればその分資金めども変わってきます。まずは自分のライフスタイルから試算してみましょう。
老後は現役時代より出費を抑える必要がありますが、現役を引退して1年目は特に現役時代と同じくらいの出費になることが少なくありません。この点も考慮して計算する必要があります。
小さなことですが光熱費が上がることも予想されます。家にいる時間が多い分、光熱費もかさむという計算です。
また最近では孫への教育費援助で老後の資金が足りなくなる例が増えています。教育費の割合は年々増えており、その分のしわ寄せが祖父母にのしかかっている例もあります。かわいい孫のためならお金を出したいと思うのはもっともな話です。
仮に年金で足りない分、年間100万円ほど貯金を崩すとします。10年で1000万円、20年で2000万円、30年で3000万円ほど必要となります。
65歳で定年して85歳まで生きると仮定すると2000万円、65歳で定年して100歳まで生きるとなると3500万円ほど必要です。このように寿命が延びるとその分老後の資金が必要となります。
これは単純計算でありその他リフォームやヘルパーへの支払いが必要な場合もあるので、この他予備に1000万円は確保しておきたいところです。

老後の出費について

老後の出費については想像以上に出費がかさむことも少なくありません。例えば骨折して入院したBさんのケースです。Bさんは1人暮らしで入院後、足が不自由になりヘルパーを依頼とディケアを依頼することになりました。またバイヤフリーでなかったことから家もリフォームしました。リフォームは200万円、ヘルパーなどの出費で月に3万円ほど出費が増額になったといいます。
その前までは元気に1人で問題なく暮らしていたBさん。怪我によって思わぬ出費につながることになりました。
こうした出費は他人事ではなく老後は介護など何かと出費がかさむことが予想されます。出費に対しどのレベルで対応するかも大事なポイントとなりますが、いずれにしても出費がかさむのは確かです。
特に施設に入りたくないといった人は施設に入る人よりも余計にお金を用意しておくことが大事です。施設に頼らない場合、ヘルパーに頼ることになるかと思います。
老後の資金は3000万円ではなく4000万円の時代と考えた方が良いでしょう。

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