【日本長者番付第9位】日本電産の永守重信氏について

日本長者番付第9位日本電産の永守重信氏は日本電産創業者であり、巨額な寄付でもおなじみの人物です。永守重信氏は京都のカリスマ社長としても知られています。今回は永守重信氏について紹介します。

日本長者番付第9位日本電産の永守重信氏

永守氏は1944年8月28日に京都府向日市で6人兄弟の末っ子としてこの世に生を受けました。1963年3月に京都市立洛陽工業高等学校を卒業し、その後1967年3月に職業能力開発総合大学校の電気科を首席で卒業します。
卒業後は音響機器制作会社ティアックに就職します。その後音響機器制作会社ティアックの子会社山科精器取締役に就任します。そこでティアックの株を所有し、1973年7月に現在の日本電産を創業します。創業当時は3名のみの企業でした。小型モーターの製造会社の育成に励み、モーター事業の世界トップシェア企業に成長しました。
2014年6月にはソフトバンクグループ社外取締役に就任します。2014年10月に日本電産代表取締役兼最高経営責任者(CEO)に就任後、現在は会長職に就いています。2014年12月に永守財団を設立します。
2017年9月30日にソフトバンクグループ社外取締役を退任し、2018年3月に京都学園大学理事長に就任します。
近況としては2018年8月に郷里の向日市へ向けて市民会館を新築して寄付することを表明しています。「永守重信市民会館」の名称がつけられる予定で工費は約32億円となっています。
経営理念は「情熱、熱意、執念」「知的ハードワーキング」「すぐやる、必ずやる、できるまでやる」を掲げています。また下請けをしないことを明言しています。
永守氏の母親の教えで「他人の2倍働いて成功しないことはない、倍働け」「絶対に楽してもうけたらあかん」という言葉があり、それが信念となって1日16時間仕事をし、元旦の午前中を除き働くというストイックぶりです。

寄付に積極的な永守氏

永守氏は寄付にも積極的な人物です。永守氏の私財は200億とも言われています。74歳を機に困ったところへ使うと発表しており、京都府向日(むこう)市役所に対し市民会館の建設を申し出ています。
向日市の市民会館は耐震診断の結果、使用できない状態でした。成人式の会場だったことから場所を移すなど市民の生活に支障が出ていました。
永守氏の寄付によって建設される市民会館は延べ面積3千平方メートルほどの建物で2021年に完成予定です。地上3階・地下1階建ての建物でコンサート等が楽しめる500席の多目的ホールや料理実習室、会議室なども設定されます。
寄付を決めたのは「寄付行為を考えるべき年齢に来たとお考えいただければ」と述べていますが、安田守市長の熱心な姿勢に共感したのも大きな理由だそうです。
2021年の完成が楽しみですね。

倒産の危機を乗り越えて

順調な経営に見える日本電産ですが、実は倒産の危機もあったそうです。
倒産の危機が訪れたのは1978年のことです。日本電産を設立して5年目のことです。
日本電産はこの当時経営の危機に陥っていました。そこで行ったのは「神頼み」。困ったときこそ神頼みというわけですが、この時京都の九頭竜大社の神主に鑑定を依頼したそうです。
その結果来年の節分から運命が変わるから経営を続けるよう、お告げがあったとのこと。
すると翌年の節分にIBMから大量発注が入り、倒産の危機を乗り越え急成長したというのです。もしこの鑑定がなければ日本電産は閉鎖の道を選んでいたかもしれません。
日本電産は入社試験についても独自の採用方法を行っていました。創業当時の話ですが大声試験や早飯試験、マラソン試験、試験会場先着順、留年組専用試験などが実施されました。
採用についても全力で挑んでいた永守氏の姿が伺えます。

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