富裕層の出国ラッシュが加速している

富裕層は仕事の関係で海外に滞在する人も多くみられます。またプライベートを楽しむために海外移住する人もいます。さまざまな理由で海外進出をしているのですが、ここでは中国人富裕層に注目し紹介したいと思います。

富裕層はなぜ海外を目指すのか?

富裕層は国内にとどまらず海外とのやりとりも欠かせないものです。取引の関係で海外と縁があったり、新規開拓で海外進出を果たしたり、さまざまな理由があります。富裕層が海外を目指す理由はいくつかありますが下記理由が良くあるケースです。
・税金対策
・子どもの教育環境
・生活環境問題
・仕事の関係
税金対策や子どもの教育環境、生活環境問題は自分の意思によるものが多く、自ら進んで移住しているケースが多くみられます。
海外進出を目指す理由としては、中国の場合、近年では環境問題が理由のケースも目立ちます。みなさんも報道でご存知かと思いますが、中国はPM2.5が深刻化しており、健康のために海外移住をする人もいます。また中国は共産主義です。共産主義に対し窮屈だと感じている人も多く海外を目指す人もいます。
いずれにしても「海外の方がよい」と判断した場合、富裕層は海外移住に踏み切るケースが多いようです。
子どもの教育環境ですが、中国でも英語に焦点を置いた教育に力を入れており、教育熱は日本以上に高くなっています。英語でさらに質の高い教育をしたいと考える家庭ではボーディングスクール(寮制学校)に通わせる例もあります。
中国は個人レベルの競争が激しく、中国語も英語もできて当たり前というレベルで教育している家庭が少なくありません。大学なども競争率が激しいことから中国国外から参入させる方向で取り組む富裕層家庭も多くみられます。

税金対策のための海外移住

税金は各国で比率が異なります。日本では高所得者には高い税金が課せられます。高額所得者は少しでも節税したいとさまざまな手段を考えます。
例えばシンガポールです。シンガポールは相続税や贈与税がかからないため、税金対策のために居住している人もいます。日本人でもシンガポール移住をしている人がいます。例えばIT産業で成功した若者なのです。20億円の資産を築き上げ、税金対策のためにシンガポール移住をしたという人も実在します。日本に居住していたら半分は税金なのでシンガポールの税率はそれこそ天国と言えるでしょう。
モナコもお金持ちの国として有名です。モナコは名だたる有名人が移住しています。モナコはフランスから近く、気候も治安もいいのですが、モナコの住居環境はもちろんのこと、税金についてもメリットもがあるので富裕層はモナコ移住を実施しています。モナコはフランスと比較して非常に不動産価格が高い国です。それでもモナコで不動産を所有し、税金の負担を減らした方がメリットがある人が多数いるのです。
パナマ文章の流出も世界的に問題となりましたが、パナマも税金の面で優遇率が高い国でもあります。
海外移住は敷居が高く感じますが、日本食レストランや日本人コミュニティもあり快適に生活できるとことも多いです。シンガポールは日本から7時間前後ほどで到着するので移住を検討するのも良いでしょう。

相続税について

2019年から日本でも相続税の大幅見直しが実施されます。例えば介護に関する問題です。介護するのは義娘であるケースも多いのに対し、義娘には相続権利がありません。また基礎控除についても以前より締め付けが強くなっています。日本の相続税は30年くらい前の形式のままで現在の社会に適合していない部分もあります。こうした流れから大幅改税に踏み切る形となります。
資産や会社の相続では評価額が大きいほど相続税も大きくなります。資産が多い人は今のうちから相続税対策を練っておいては方が良いでしょう。それこそシンガポールに移住し、日本での相続税納税をしなくていい状態にするといった方法もあります。
以前は海外居住を5年以上すれば日本での納税は不要でしたが、10年に改正されることになりました。この点も注意が必要です。日本人の場合、10年以上の単位で相続税対策を練る必要があります。この点も考慮して検討してみるといいでしょう。
海外移住しても日本国内を行き来するのは原則自由です。明らかに税金対策のために海外に拠点を置いて、ほとんど日本にいるといった状態では問題視されますが、日本に時折戻ることも可能です。そうしたことを考えるとシンガポールはベストな地点ではないでしょうか。
相続税改正では海外移住者に対する締め付けも強くなっています。海外移住で税金逃れをするのを防ぐためにでもあります。

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