子供の学力は教育投資に値するのか?

学力は人生を左右するものといっても過言ではありません。特に子どもを医師にしたいなど高い学力を求める場合、幼少時からの教育は重要です。医師の家庭では幼少期から塾に通わせるなど教育にも力を入れているところが多くみられます。

投資収益が高いのは「幼児期」

教育投資は費用をかけるだけが投資ではありません。塾へ通うと学力がアップしやすいのは事実ですが、その他の家庭教育も含めて教育は大事なものです。最近は塾の活用が主体になりつつありますが、あくまで教育は家庭が原点となります。
教育投資というと、費用にばかり目が行きがちですが、費用をかけるだけが教育ではありません。例えばしつけです。しつけは個人形成の上でも大事なものです。
まず投資収益が高い幼児期、小・中・高・大学で見ると幼児期が最も高い時期となります。幼児期の投資収益が高い理由は「頭が柔らかい」ことも深く関連しています。成長とともに固定概念が身に付きます。いい意味でも悪い意味でも頭が固くなりがちです。その点幼児期は吸収力が非常に高いので、もっとも投資収益が高い時期と言えます。
この時期に教育するのは数字やひらがな、英語などさまざまなものがあるかと思います。これらについても早期教育はおすすめですが、早期教育をしたからと言って、必ずしも後々の学力につながるとは限りません。幼児期に大事な教育として「しつけ」があります。しつけはあらゆる家庭で行っていると思います。神戸大学の西村教授はしつけに関する研究を行いました。その中でも特に下記4つのしつけができている家庭では平均年収がそうではない家庭より86万円高いという結果となりました。

4つのしつけ(基本モラル)
・うそをついてはいけない
・勉強する
・ルールを守る
・他人に親切にする

幼少時は家庭学習でさまざまなことを身につける時期です。そして将来へ向けて大事な準備段階でもあります。塾へ通う以外でも生活面でできることを工夫してみるといいでしょう。

現役塾講師が語る「学校の勉強だけでは受験対策は難しい」

子どもを医師にしたい家庭では、幼少期から塾通いは当たり前に行われています。その一方塾通いをせずにトップクラスを維持する子がいるのも事実です。そうした子たちはもともと頭がいい子もいれば、家庭学習の環境が整っているケースもあります。学習についても同じ内容で行っても個人差があるので、点数についても開きがあって当然です。
現役塾講師から見て学校の学習だけでは受験対策は足りないと指摘しています。特に小学校中学校受験は特殊な分野や哲学など、学校ではまだ習わない分野が試験範囲になっていることもあり、受験向けの対策は不可欠だと言います。
また家庭の年収が高い家庭ほど幼少期から塾通いしており、学力が高い傾向が強いという見解です。
自分の子どもがどこを目指すかは異なりますし、個人の学力レベルによっても変わってくるので一概には言えませんが、幼少期から塾に通っていた方が学力の高い子が多いのも事実であり、投資対効果とはいかなくても、塾通いはプラスに働くことが多いと言えます。
子どもの基礎学力は11歳までに決まります。そこまでの間に学習習慣を身につけ、勉強をする姿勢ができているかも重要です。

子供の学力と教育投資は密接な関係がある

子どもの学力と教育投資は密接な関わりがあります。ただし費用対投資ではないことも頭に入れておきましょう。
子どもの学力を上げるためには日常生活におけるしつけや習慣も大事なポイントです。例えば幼児期から1日5分勉強をしている子とそうではない子では、まず勉強をする姿勢に差がでます。子どもの学力は1か月単位など短いスパンで見えるものではありません。1年、2年、3年とある程度のスパンで見ることが大事です。
教育投資の中に家族との関わりがあることも忘れてはいけません。家族で動物園に行ったり、プールに行ったりと普段家ではできない文化体験も大事な経験となります。また外食の機会では外食のマナーを身につけるきっかけとなることでしょう。家での生活、しつけ、食事、外出などあらゆる場面が教育投資に結びつきます。

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