日本の常識は海外では非常識!?

小さいころからマナーについてたびたび学ぶ機会があることと思います。私たち日本人にとっては当たり前のことでも海外では非常識にあたることもあります。例えばよく知られているのは、麺をすする音です。麺をすする際、音を立てるのは海外ではマナー違反であり非常に行儀が悪い行為でもあります。

日本の常識「麺類はズズッと音をたてて食べる」

ラーメンや焼きそば、うどん、パスタなどさまざまな麺類があります。麺類は人気の食べ物であり週に1度はお気に入りのラーメン店に行くといった人もいるのではないでしょうか。ラーメンや蕎麦は日本人にとって非常になじみのある食べ物であり、お店でも自宅でも楽しむことができます。
麺類の食べ方としてはズズっと音をたてて食べるのが通例です。これは日本人として当たり前のことですし、逆に音を出さない状態で食べたら違和感を感じることでしょう。
意外と知らない人も多いのが、麺をズズっと音をたてて食べるのは海外ではマナー違反であるという点です。そもそもアツアツのラーメンなどは音を食べないで食べるのは熱さも感じやすいですし、食べづらいと感じることでしょう。
ラーメンと言えば中国のイメージを持っている人も多いかと思います。日本のラーメンとは異なりますが、ラーメンを愛する国の1つです。国民食とも言える中国のラーメンは地域によってさまざまなメニューがあります。日本のラーメンの原型は中国であり、中国から伝わってきたものです。中国人にとってもズズっと音を立ててラーメンを食べるのは普通のことです。
ヨーロッパではパスタがメインです。お米の代わりにパスタを食べる国もあるほどです。またアジアではアジアンヌードルと言われるだけあって、屋台などで麺類を扱っていることが少なくありません。例えばタイではバーミーが有名ですし、ベトナムではフォーが有名です。
バーミーは日本同様中華麺が使われています。フォーは米麺です。現地の人達を観察してみると、熱い状態でこれらを食べたときでも麺をすすって食べることはありません。口元を見てみるとフーフーという息をかける動作はします。その後、口に麺類を運び、音を立てずに食べます。

タイでバーミーを食べる

筆者がタイでバーミーという中華麺を食べたときのことを紹介したいと思います。
私はタイ移住し、まもなく語学学校に通いました。語学学校では別のクラスで日本語を勉強しているタイ人もいます。学校が終わってから日本が少し話せるタイ人と仲良くなり、ランチに行くことになりました。ランチは学校の近くにある人気のバーミー屋へ行くことに。
タイに来て間もないころだったので、タイ料理自体あまり知りませんでしたが、日本人にも人気のラーメンのようなものだと説明を聞いて行ってみることにしました。ランチは屋台風のお店です。空席待ちの人がいるほどの人気店でした。
席に案内されたのち、バーミーがおすすめとのことでバーミーをオーダーしました。すると日本の塩ラーメンのような麺が運ばれてきました。量は日本のラーメンの半分程度です。
早速食べてみることに。まずはスープから試食です。そして麺を食べると、一緒に来たタイ人が私を見てウフフと笑っています。
「どうしたの?」と聞いたところ、「日本人は音を出して食べますね」と言われました。私は全く意味がわかりませんでした。麺はそもそも音を出して食べるものではと思っていたからです。
しかし周りの人を見ていると、みんな音を立てて食べていないことに気がつきました。
自宅に戻ってから麺の食べ方を確認したところ、タイ人は麺を食べる際音を出さないことがわかりました。またそうした食べ方は中国人と日本人のみで、海外ではマナー違反であることも初めて知りました。パスタならともかくラーメン系で音をたてずに麺を食べるという事実は衝撃的でした。
後でわかったことですが、タイは親日国家であり日本人の食事スタイルについても知っている人が多いため、麺類の食べ方についても比較的暖かな目で見守ってくれることが多いようです。タイで外食の際、麺類を食べている日本人を見るとほぼみんな音をたてて食べています。しかしながら欧米人の中には冷ややかな視線を送っている人もいます。

ヌードルハラスメントとは

ヌードルハラスメントはヌードルを食べる際、音をたてて食べると外国人は不快に感じるということがもとで浸透しつつある言葉です。麺は音をたてずに完食せよという意味でもあります。
日本では「郷に入っては郷に従え」という言葉があり、こちらを例に出す人もいますが、国際的にみると麺をすするのはルール違反であり、海にたばこをポイ捨てするのと同じようなレベルで行儀の悪いことでもあるのです。
外国人の中には私たち日本人から見てマナーが悪いと感じる人もいることでしょう。そうした際は、非常に不快なものです。日本人も麺をすすることで外国人を不快にさせているという意識を持つことは大事なことです。

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